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2018.04.20

ウイングトラベル

UAL、6月からグアム-サイパン線を自主運航

737-800でジェット運航、ロタ線は運航終了

 ユナイテッド航空(UAL)は6月1日から、グアム-サイパン線をボーイング737-800型機で1日1便運航することを決定した。これに伴い、5月31日でユナイテッド・エクスプレスとしてケープエアがATR42型機で1日5便運航していたグアム-サイパン線とグアム-サイパン-ロタ線の運航を終了し、ケープエアとの契約を解除する。
 ケープエアはグアム-サイパン線をターボプロップのATR42型機(46席)で運航しているが、UALはジェットのボーイング737-800型機(ビジネス16席、エコノミープラス42席、エコノミー108席=計166席)で運航する。
 運航スケジュールは、往路が午前7時にグアムを出発、午前7時45分にサイパンに到着。復路は午前8時45分にサイパンを出発、午前9時30分にグアムに到着。運航スケジュールのGDSへの反映は、日本時間の4月22日の予定。
 UALによると、ターボプロップ機の場合、悪天候によるキャンセルやディレーが度々発生し、地元からジェット機の運航を要望されていた。グアム-サイパン間は運航距離が短く、効率化が課題ではあるものの、地元の要望に応えるためにもジェット機による自主運航を決めた。
 一方、グアム-サイパン-ロタ線の三角運航は、ロタの需要は少なく、ジェット運航は採算が難しいため運航を中止する。これにより、UALはミクロネシア地域での全ケープエア便の運航を終了する。
 UALは6月1日以降のケープエア便を予約している顧客に連絡し、別便の案内または返金に応じる。

 

※写真=6月1日からグアム-サイパン線に投入するUALのB737-800型機